地域全体で強くなろう

サッカー、ザックジャパンのメンバーが発表されてから1週間は経ったか。

連日、スポーツ番組は大盛り上がり。もれた選手にもスポットが当たる。

出場メンバーは、当人だけでなく所属チーム・学校の旧友・かみさんと子ども・母親父親まで登場。すでに、優勝祝勝会モード。

勝負の話になれば、予選リーグ3カ国現地取材や、Jリーグ先輩評論家も「監督目線」で口角泡を飛ばす。

国別オッズは、出たのだろうか。

その前に、5月24日に欧州チャンピオンズ・リーグ決勝がある。レアルとアトレチコマドリード対決。レベルでは、W杯より上なんだろう。

この前あったのが、欧州リーグ決勝。スペインのセビリアポルトガルベンフィカが120分闘って、0−0。118分に3人目の選手交代があったほどの接戦だった。

PK4−2でセビリアが勝つ。

欧州では、国別上位チームはほとんどが多国籍軍。世界から選りすぐりが集まる。日本選手も増えたが、キャプテンはまだいない。

ザックジャパンの苦しさは、そこにある。「A代表の試合数の2分の1は、アジアで闘っている」とは、岡田監督の意見。

欧州・アメリカ大陸・アフリカとは、ほとんど親善試合なんだ。お互いに真剣味は70%程度か。

韓国・中国・アラブ諸国そして東南アジア・豪州が一段と強くならないと、日本も強くなれない。

一方の女子。

来年のW杯進出を決めた。先日あったのは、対ヨルダン戦。なでしこを指揮したのは、のりお監督。ヨルダンは沖山雅彦監督。

沖山監督は、日本では女子チームを20年ほど指導していたのだという。GK山根・FW菅沢の先生。彼はパイオニアだ。

すでに現地に赴任して2年目。今回は1次リーグ敗退したが、女子アジア杯に出場しただけでも立派だろう。

「こう観ればサッカーは0−0でも面白い」PHP新書刊。

ジュビロ磐田の黄金時代をつくり、今は解説者の福西崇史さんが戦術の深さを説く。「ボランチ専門講座」東邦出版刊も出してた。

これから、ゴールだけじゃなくボランチの動きを追ってみよう。

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