1994年から20年経つ

会場入り口で、レギュラーコーヒー「ルワンダブルボン50g アタカ通商」の小袋をくれた。

ルワンダが民族和解で復旧し、貿易観光にチカラを入れていることをアピールするために、配ったのだろうか。

この人は、駐日ルワンダ大使のチャールズ・ムリガンデさん。上映前にスピーチをする。覚えてますか、ジェノサイドはあれから20年経った。

大使館とシネマアフリカが共催した「映画が伝えるルワンダ虐殺」。

ホテル・ルワンダ」は、前に見た。ところが、現地の人には「あれは、ハリウッド映画」に見える。

今回上映「四月の残像」のほうが、よっぽど共感できるらしい。

「毎年四月になると、毎日胸がつぶされそうになる」フツ族の主人公。四月から始まった暴虐の嵐。100日で100万人が倒れた。ツチ族の妻も子もすでにいない。

フツ族ツチ族を根絶やしにしようとした民族浄化。テレビ的に、3分でわかりやすくシンプルに語ることが、アフリカの誤解につながる。

純化しすぎる。

あんた、その困った習慣を糾しなよ、と言われているような映画だった。

上映後、シネマアフリカ代表・吉田未穂さんと、ジャーナリスト・大津司郎さんの対談。彼の著書「アフリカン ブラッド レアメタル無双舎刊が紹介された。

恐怖時代から、現在までのルポルタージュ

そこに、会場でコンゴ人の怒号が響く。ムリガンデ大使に抗議してる。現在、ルワンダと紛糾しているのだ。足を運ばないと、わからなかったこと。

映画の最後は、Never forgetだった。

Rudy Royston - Miles to Go