上から入れて下から出す
引っ越しの片付けが、そろそろ後半になりつつある。
食器棚を片付けしていたら、我が作品が出てきた。陶芸教室で作った皿5枚くらい。
シロウトの皿は肉厚だから、市販品に比べて重さが3倍ある。どんくさい。
福本歩さんの個展「フクモ陶器:三途の厠」を思い出す。
・わたしはいつも、うそをついて人をだましたり、世間に嫌がらせをしてやりたいと思っています。
口上からして、気に入った。
・そこであたかも役に立ちそうで実はまったく用途のない、いんちき道具を制作し、人に売りつけてやろうと考えました。
無駄で邪魔でいらないものなら、僕の皿も変わらない。違いは、売れる商品か・食器棚の肥やしになるものか。
ちょっと写真ではわかりにくいけど、これ「胃腸」。陶製の胃と腸。胃の上から水を注ぐと、腸の下から排出する。
他にも「内臓球儀」「茶碗アニマル」「便器神」「覗き魚」「エンカウンターばさみ」「桃鏡」など。
どんなんかなぁ〜? って、現物はOVER THE BORDERでごろうじろ。
「酢飯付き刺身皿(2貫)」ってのもあった。皿に載った酢飯、これが一体型の陶製。
買った後は、トロでもコハダでもアオヤギでもお好みのネタを乗せてニンマリする。
彼女は、横浜の人らしい。同じ横浜市民として、近所づきあいしたいぞ。