詳しいのは、地元の人
横浜移住後は地図をせっせと集めている。
市バスの路線図も入手した。地名だけでなく方位、距離もわかって、なんだか安心する。地図好きは、空想だけで満足できる。
「倉庫」ワールドフォトプレス刊。
横浜本第1弾は、臨海倉庫の写真集。安川千秋さんは、ハマッ子で、80年代から港町を撮ってきた。カメラは、大判の4×5。細部までバッチリ写る。
現在のようにお洒落スポットになる前の赤レンガ倉庫。
1950年代の日活アクション映画でおなじみ。ブツの取引、団のアジト、オトシマエの場。やばいことやるには、やばい場所が要る。
倉庫 = 廃墟 = 工場。という気分は今に引きずって、こんな便利なサイトもあった。
港のお約束といえば、も一つはマドロス。
紙巻きタバコではなく、ここはパイプ。片足上げる足元には、船から伸びる舫(もやい)を引っ掛ける鉄製の杭。
「あれ、何ていうんだろう?」と疑問だった。ボラードっていうんだ。すごく文明開化した気分。
赤レンガ倉庫があるのは、新港埠頭。横浜駅に近いから、まずはここが地域開発された。
昔のままなのが、山下埠頭と新山下運河。それと、JR東神奈川駅から行く米軍施設。横須賀だけでなく、横浜にもまだネイビーはいたんだよ。
行かねば。
「横浜の戦国武士たち」有隣新書刊も見つけた。
浜の話じゃなくて、内陸部。「ペリー前」って目のつけどころがするどい。1400年代後半、太田道灌のなわばりだったのだ。
遠足地、増え続ける。