土地の語り部、始めました

プリンスホテルがある芝公園

歩いていたら、前方後円墳があった。名を芝円山古墳。都内最大級という。芝といえば芝東照宮、徳川家菩提寺増上寺の印象が強い。

古代5世紀から、芝はあった。

案内板を読んでいると、野良猫多数を引き連れたおばさんが来る。やおら、餌をやり始める。

夢中になって頭を皿に突っ込んでいるのに、僕が近寄るとサッと逃げる。「それくらい警戒心があったほうが、いいの」とおばさん。

野良猫を棒でいじめる奴がいるのだ。

落語の首提灯は、芝を舞台にした話。江戸時代の芝は、武家屋敷エリア。

夜はひっそりしている。そこに辻切り、追いはぎが出没する。武士も、買った刀の試し切りに犬猫を狙う。

そういえば「芝浜」「品川心中」「め組の喧嘩」も、この界隈だな。

・平成26年度 芝の語り部養成講座

今年1年間ポツポツ通学する、第1回目の寄り合いがあった。

語り部」というからには、興味のある人に芝地区を語る人ツアーガイドを「養成」するのだ。こりゃ、語りがいがあるよ。

落語だけじゃない。

開国した明治期の各国大使館は、だいたい近辺の寺院が使われた。政府に近く、本国への出入りに使う横浜港にも近い。坂も魅力だし、芝浦運河もある。

カリキュラムに、「滑舌」があった。どんなトレーニングなんだろう。

huaska