無表情の最優秀選手メッシ
7月14日午前6時、ついにW杯に決着がついた。ドイツ優勝。
それよりアルゼンチン惜敗のゲームだったな。
過去の両国対戦成績、今大会の得失点差、ポルトガル戦・ブラジル戦での印象。試合前は、圧倒的にドイツ勝利の予想。
攻撃のド vs 守備のア。組織のド vs 個人技のア。仕事でやるド vs 勝負でやるア。
そうなると、応援するのはアルゼンチンになる。ブルーのユニフォームばかり見ていた。とりわけボランチとDFライン。
ドイツは、今までの6試合のようにシュートが出てこない。
アルゼンチンも防戦する印象は無い。とはいえ、メッシに渡る回数は少なかった。イグアインやアグエロのほうが、ドイツに迫る。
0−0で、ついに延長戦。どちらかが、突然の破局をする緊張感ただよう。残り7分で、22歳のゲッツェがゴール。
今までW杯をこれほど熱心に見たことない。日本のテレビで、全試合中継したのは過去に無かったのではないか。
もう、我が道を行けるチームはどこも無い。
相手対策をキッチリやって、臨機応変に動く。前後半でも、フォーメーションを変える。1ヶ月の長丁場観戦で感じたこと。
さて、ブラジルのこと。
3位決定戦にも敗れた。でも9日のドイツ戦ほどのショックはないだろう。日本のブラジル大使館の職員も、地下1階のスクリーンで見てただろうなぁ。
9日に大使館を訪れた。
ブラジルは、アルゼンチンがライバルだから、ドイツ勝利を願っていた。
「ドキュメンタリー映画『ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡』をやってます」と案内されて、地下1階に降りる。
「さっきまで、ここで皆んなで観戦してたんです」と日本人職員が説明する。冷房がキンキンで、それがかえって1−7惨敗を物語っているようだった。
とはいえ大使館では、連日イベント目白押し。
サッカーからラテンアメリカが身近になった大会だった。