ツバメは住宅不足だった

・ツバメは、はるばる東南アジアから3〜7千kmも飛んでやってきます。

日本野鳥の会が発行している冊子「あなたもツバメ子育て応援団」を読む。

渡り鳥は、いい。

ところが、この長距離を飛ぶとなると、小さい体に筋肉がみっちりなのではと想像する。

なぜ、日本に来るのだ?

寒いの苦手だから、冬は東南アジアで過ごす。春から夏に飛来して産卵する。若鳥は河川敷などをねぐらにする。秋に、南に向かって長旅。

なぜ、日本なのだ?

ヒナの餌になる虫が多いから。1日、数百回の餌やり。そんなに日本に虫が多いかな? 

そもそも巣の原料は泥と草。田んぼ・畑は、水と草と泥だらけ。虫も多い。でも、現代日本はかつての様子と違うだろう。

やっぱり、飛来数は減っていたのだ。使用する巣の数も、激減してた。加えて、落ちて来るフンが汚いと、巣をどんどん撤去するバチあたりな人間ども。

フン受けの傘を見た時は、なごんだ。

冊子によれば、ツバメは自分の巣を覚えていて、翌年帰って来るそうだ。

巣立ち前のヒナを狙うのが、天敵のカラス。下方から、巣を蹴り落とすそうだ。ツバメ親鳥が通れて、カラスは通れない間隔にヒモやネットを張る必要がある。

カラス好きの僕としては、由々しき問題。

カラスよ、他に食べるものは、いくらでもあるだろ。ツバメは、やめとけ。な!

それにしても、寒さ知らずのツバメ暮らしは、あこがれる。

Jaques Morelenbaum | Samba de Uma Nota Só