顔の下半分をストレッチ

「芝の語り部 養成講座」第2回。

さっそく、滑舌(かつぜつ)のテキストが配られた。町歩きのガイドをするのだから、しゃべりの技術は重要。

声の5つのポイントは、

1 強調
2 抑揚
3 間と区切り
4 速度
5 滑舌

舞台俳優がよく滑舌を稽古すると聞くが、わかるようでわからない。

滑舌をよくするには、子音をはっきり発音することだという。

フェイスストレッチをすれば、声の響きがよくなるのだともいう。舌・あご・唇・表情筋をストレッチしながら発声することなのか。

10ページもあるテキストを前に、「家で練習してきてください」。

・水馬(あめんぼ)赤いな、ア、イ、ウ、エ、オ
・柿の木、栗の木、カ、キ、ク、ケ、コ

これ、練習1だって。

練習4が、おなじみの外郎売り(ういろううり)の口上

・拙者親方(せっしゃ おやかた)と申すは、お立ち会いの中にご存知のお方もござりましょうが

これ、5ページもある長文なんだ。たぶん、どの劇団でも新人が稽古するもの。

練習5 実際の町ガイドでしゃべる参考文

浅野内匠頭 切腹跡地で
このあたりは、江戸時代に奥州一之関藩(岩手県)、田村右京大夫上屋敷があった所です。

これ、喫茶店で友だちに話すのではない。

日射し激しい中、クルマの往来が激しい歩道で、しかも自転車が来たら注意を促し、トイレ休憩の場所も確保しながら、回る。

ガイドのほうも疲れる。表情筋をストレッチする練習をしておかないと、しらん間に「こわい顔」になるだろうなぁ。

Jorge Ben jor Taj Mahal