応援することがスポーツ
ミュージカル「ブリング・イット・オン」を観た。
長男坊のおごり。内容をわかって切符をくれたのかは不明。高齢者に、高校生のチアリーディングのとりあわせ。はなはだしくズレて、お笑いのツボ。
BRING IT ONは、「かかってこい」の意。チーム内で気合いを入れる時に使うらしい。「やったろじゃねぇか」。
白人が通うトルーマン高校は、チアリーディングの強豪校。メンバーの悪知恵で、主役キャンベルは転校しなければならない。
泣く泣く移ったジャクソン高校は、黒人・ヒスパニックが通うフダツキの不良だらけ。ヒップホップのグループはあるが、チアリーディング部は無い。
「パパのカードでお買い物する連中」の、キモイ笑顔が我慢ならない子たちに、キャンベルはチームを作って全米大会に出ようと訴える。トルーマン高校を倒すために。
カリフォルニアで、高校で、チアリーディング。人種、友情、克服。
わかりやすい設定じゃ。絵に描いたようなアメリカ。
ステージにロッカーが出てくる。
これも、アメリカのアイコンだな。今の日本の高校には、ロッカーあるの? 僕の時は、無かった。そもそも学校に持ち込む私物が無い。
さて、いよいよ全米1を決めるフィナーレ。
なにしろ前から2列目の席だった。こちらに飛び込んで来るような勢い。ニューヨーク・タイムズ評は
Breathtaking displays of human fireworks!
ほんと、とんでもない身体の動き。釘付けになって涙が出てきた。
チアリーディングが独立した競技というのも、わかるな。