いい選手は、プレーが「簡単そう」
W杯が終了して、1週間は経ったか。
Jリーグも再開した。日本が負けた悔しさで、選手たちは心に期すものがあったと思う。目の前の試合に「4年後は、俺こそ代表になって」と、局面の打開に真剣になる。
選手だけじゃなくて、観客にとっても彼我の差を実感できた大会だった。
どうして負けた? どうすれば勝てる? 引きずってます。
本屋のスポーツコーナーの半分以上は、サッカーで占められていた。皆んな、気がかりなんだろう。
選手の気持ちを知りたくて、三浦知良著「やめないよ」新潮新書刊を読む。
2006年から2010までの記録。39歳から43歳まで。ドイツから南アフリカ大会にかけて、その時その場で思ったメモ。
カズは、現在47歳。
調子が悪くても、練習や筋トレで追い込めば元に戻る体はとうに無い。それなのに、引退という考えが無い。
「技術や経験を後輩に教えるようになったら終わり」と現役に徹底してる。
スポーツ年齢を考えた。
例えば、5歳から始めて15歳なら経験10年。これ、学校卒業して社会人10年生。30歳前後の仕事バリバリに相当する。
たいがいの選手は25〜35歳前後で引退する。これ社会人の定年だから、普通人2〜3倍のペースで成熟することになる。
カズは長老の、さらに親方みたいなもの。シニア。
ゴルフでは、有名選手のシニア大会がある。サッカーでも可能か? ジダンやマラドーナと一緒に、カズが走り回る。
11人で無理なら、15人くらいでチームを作るのはどうか。これで世界を回ったら、日本にも中高年にサッカー文化の目覚めがあるのではないか。