山も町活動やってる?
前回、彰国社刊「まち建築」では地方の町活動がいろいろ載ってたので、出掛けたくなった。
勝手知ったる清里を、2年ぶりで訪ねた。
1970〜80時代に我も我もと押し寄せて、皆が皆それテニスだ、やれ牧場アイスクリームだという賑わいは無い。
一攫千金を夢見た無惨な跡は、まだそこここにある。できそこないの原宿のような。閉店しても、次のテナントは見つからない。
とはいえ、息長く質のいいサービスをする施設もある。
押しつけがましくなく、センス良く、その道の目利きが選んだ品を売る。
相変わらず町活動を伝えるチラシも見た。美術館、写真館、個人店舗、個人学校、NPOなどが発行する小冊子もある。
なにより、緑の匂いと冷気だ。温度は高いけど、ベタつかない。命の洗濯だ。
予定があったので、日帰る。
談合坂のサービスエリアは、上り下り車線とも山が迫っている。目を泳がしていると、山は一つとして同じ緑ではない。
バッファローの群れが、背中を見せて山頂に駆け上る様子のものがあった。
面白さで、見入ったのが写真の緑。
トピアリーのように人工的に作ったのかと思える樹木。首の長いサルが、左手を招き猫のように挙げている。口は、ヘの字にして。
右の小さな樹は、ゴリラが交尾する時の後ろ姿に見える。
手前は、NHK「ダーウィンが来た!」の、ひげじい。アップで上半分。
山のオーソリティは、「見立て」をたくさん経験してるだろうなぁ。