農アカ、3回で修了

3回あった農業アカデミーの講習が、とうとう終わってしまった。

修了スピーチで、講師が「農業の『の』の字の、ほんのさわりをやっただけです」と説明した。

そりゃ、そうだろう。自分でも、「シロウトくさい質問してるよなぁ」と思いながら、でもちょっと訊いてみたいことが実習では次々に出てくる。

キュウリは、成長しても自立できない。つるが伸びても地面にヘロヘロしている。

そこで、つるを巻き取るようにしてから、垂直にヒモを立てる。誘引という。

誘引の前にやることが2つある。

下から5番目までの枝、5節までにできる子づるや花を全部摘む。これを芽かきという。

も一つは、巻ひげを切除。くるくると生える巻ひげを、はさみで切る。

どちらも、養分を集中させるための措置だろう。

キュウリの「赤ん坊」を初めて見た。長さ1cmほどの先端に、黄色い花を付けている。イッチョマエにトゲが出ている。3cmほどに成長した「小学生」も見る。

「植物にとって、オスは『用なし』です」。果はメスの花にしか付かないのだ。霊長類と一緒。

トマトのハウスに移動。こちらもキュウリと同じで、自立してなかった。根本を見ると、割り箸のように細い足。作物優先で品種改良した結果なのだろうか。

ニンジン、キャベツ、サトイモ、ナス畑を巡る。

オクラ「まるみちゃん」6月23日播種と書かれた木札を見る。

「どこにオクラがあるんですか?」。背丈2mほどの茎の先、枝分かれしたあたりに密集してオクラがあった。

どこに隠れていたのやら。

講座2回目に播種したホウレンソウは、すでに芽が出ていた。収穫したかったなぁ。

SCOOBIE DO / ミラクルズ