飛行機でも行ける伊豆七島

中央高速を走っていた時、小型飛行機を見た。

「羽田からの飛行機じゃないよなぁ」と調べたら、国際基督教大学の南に、調布飛行場があった。

近くに富士重工もある。ということは、戦闘機の隼や疾風を作っていた中島飛行機のなごりじゃないか? テストコースが、現在の調布飛行場なのかもしれない。

JRの三鷹・武蔵境から南に向かうのが一般的なのだろう。僕は、多摩川を北上して着いた。

駐機するセスナ。石原裕ちゃんの映画「紅の翼」を思い出す。

音も無く、のんびりしてる東京のローカル空港。滑走路の向こうに、吹き流しだけが揺れている。「今日は、何も飛ばないのか」。

すると双発の白い機体が着陸してきた。

職員に訊く。

大島、新島、神津島、三宅島から続々と定期便が戻ってくる。1日に3往復くらい運行している。時計を見ると4時から5時。最終便らしい。

飛行時間は大島まで25分。三宅島で45分。運賃は1万円から2万円弱。

滑走路からエプロンに戻ってくる。軽飛行機だから、回転半径も短い。逆光を浴びてクルリと止まる。

乗客は軽装で、しかも荷物もほとんど無し。日帰り客なのだろう。伊豆七島へは、船だけじゃないのだ。

でも、これだけで飛行場を維持できるのだろうか。

調査、報道、科学実験にも軽飛行機は使われているんだね。

★目玉ブラボーズ 村田善子さん 

♪寄り道DJがゆく Smokey Robinson & The Miracles