川崎・麻生区に飛び地あり

6日午前、関東地方に横殴りの台風来襲。316万人に避難勧告が出たらしい。

僕の携帯にも届いた。聞き慣れない着信音が鳴り、土砂災害注意報のメールが届く。いつの間に、個々人に連絡が来るようになったのだろう。

午後は、掌を返したような晴天。

布団綿を敷きつめたような雲の向こうから、みるみる青空が広がり始めた。新鮮な青。

丘の斜面の住まいから、時刻の進み具合に合わせた変化を眺める。

我が青葉区は、丘と谷ばっかし。引っ越し転入時にもらった区地図では読み取れない。山岳地図のように、等高線があればいいのに。

「どこを歩いても建て売り住宅ばかりで、何かあるんですか?」と訊いてしまった。

一同、苦笑する。青葉区の地図作りをやってるサークル「まっぴぃ・青葉の街」の会合に参加した。

代表の秦和夫さんは、日本地図学会員。日本地図センター認定マップリーダーという肩書きもある。地図好きとしては、どこでどんな活動をしているのか気になる。

「まっぴぃ」では、今までにカルタを作った。川地図も作った。冊子ウォーキングガイドも作った。

現在、進行中なのは、双六。すごろくですよ、お客さん。コマとサイコロ展開図も含んだ本格版の、青葉区名所巡り。

困った。

こっちは、新参者だから名所といわれても、行ったところが無い。すごろくの前に、歩かないと話についていけない。

ところで、地図。東京・町田市と神奈川・横浜市の境。神奈川・川崎市ともせめぎあう。

3つの地域が、巴状にくんずほぐれつしている。

飛び地を見つけた。

川崎市麻生区は、横浜市青葉区の東北に隣接する。西北からも角のように伸びる三角地があった。これも麻生区

区境のなぞを想像するだけで、30分は遊べる。

★旅する目玉 金井一郎さんの植物ランプ

♪旅する耳  マーラー 交響曲第3番 第6楽章 アバド