フィリアホールでサラサラ曲
電車の中吊り広告を見ていたら、フィリアホールが出ていた。青葉区民市民センターの中にある。
青葉駅に初めて足を伸ばす。名前からして、駅前は街路樹が見通せる町と思っていたら違った。駅に直結した数棟のビルが眼前にふさがる。
フィリアホールは、内外アーティストが出演するイッチョマエのもの。上野の文化会館に行かなくても、近場で楽しめる。
3時から7時まで、室内楽の演奏会。
室内楽といえば弦楽四重奏が相場でしょ。ところが曲によっては、ピアノが加わることがあるんだね。
さらに、協奏曲もあった。フルオーケストラに協奏するのではなくて、弦楽四重奏に協奏する形式。弦楽器に弦楽器が加わるって、どういうことなんだろう。
全部で8曲。4時間聴いていても飽きない。
クラシックビギナーとしては、「前菜」に聴こえるから楽なのだ。オーケストラのように「主張」しないところがさ。
休憩時間に、神奈川県下のホールチラシを見た。
「かなっくホール」は、サントリーパブリックサービスが指定管理者とあった。
サントリーは自社のホール運営のノウハウがあるから、自治体から受託しているのだろう。
帰宅して調べたら、自社工場の案内業務が母体。見学者にウィスキーやワインの製造工程を見せる。それが今では音楽ホールばかりでなく、千代田区の図書館でも指定管理者をやっていた。
ここ、図書館にあるまじき気持ち良さでいつまでも過ごせる。サントリーだったのか。
★旅する目玉 山口勝弘さんの光