わらう膝とわらわない膝
誰が言い出しっぺか忘れたが、4人で高尾山へハイキングに行った。小学校の遠足以来だ。
現在は、登山道も5〜6本ある。1号路を登る。
山好きに言わせれば「こんな人ごみを見たこと無い」。新宿駅のホームもかくや、という行列につぐ行列。途切れ無い。
ケーブルカーやリフトもあったが、ここにも行列がとぐろを巻いていた。
終始、僕の能力に合わせて進む。「こんなに何回も休むのは初めて」と言われても、息切れがして登れないのだ。
3.8kmで100分コース。友だちがいなければ、100分では足りず、しかも途中で下山したことだろう。
金比羅台に来た。関東平野が見渡せる。半年前までは東京の方角しか興味がいかない。新神奈川県民としては「横浜は、どっち?」となる。
薬王院までたどり着く。これまたバーゲン会場のよう。
天狗がいた。天狗は好きだ。が、それより好きなカラス天狗がいた。こっちのほうが「未だ修行中」な感じがしていい。
山頂も大混雑。
弁当を食べるスペースもゆったり感も無かったので、手前で車座になった。うまいねぇ、外で食べるご飯は。
「ここから相模湖へ行ったことがある」とベテランが言う。道は神奈川県に繋がっているのだ。
それどころか、高尾山は東海自然歩道の起点になって神奈川・山梨・静岡へ続く。同行の皆々様と同じ脚力になった時に、誘いたい。
それにしても非力を痛感。
積ん読の「頂上を目指さない富士山さんぽ」ポプラ社刊を開いた。麓を巡るコースが各種紹介されてる。
コース距離3km、標高差100m以内のピクニックコースのページを、筋肉痛の足をさすりながら見た。
★旅する目玉 深堀隆介さんの金魚
♪旅する鼓膜 jjj 「windu」