贈る本と、贈られて困る本

数ヶ月前に、クリエイティブの友だち「クリだっち」から連絡があった。

「こういう店ができたよ」。

la kagu。神楽坂にあるから、ラ・カグ。名前だけ聞けば、ラ・家具とまちがえる。

訪ねた。駅前に広がるボードウォークのような階段。

家具も売っているが、基本は雑貨とファッション。カフェもある。

お洒落空間の中に、本も置かれてる。イスが並んでいるということは、ここでワークショップや講演・イベントもやるのだろう。

新潮社が倉庫を改装して作った、というから本主体のショップかと思ったが、それはサブだった。

「10人の選ぶ、10冊の本」。1区画に、10人がそれぞれ選書した10冊が並ぶ。

石川直樹さんと内沼晋太郎さんのコーナーがあった。8人は知らない。売り出し中の作家なのだろう。

テーマ別コーナーもある。

自然や生きもの 本の本 「見る」ということ 考え続けるために 美しいこと 知らない街を歩いてみたい

日頃、心掛けていることばかりだが、いかんせん冊数が不足。それぞれのテーマで10倍のタイトルを並べてほしかった。

「本を贈ろう」と題したフロアーが気に入った。本 プラス 雑貨を、白段ボール箱に詰め合わせしてる。

つい1週間前に「遊べる本屋」ビレッジ・バンガードに入った。

迷路のような壁・ラック・ショーケースをぬって本棚の前に立つと、でかでかと「贈られて困る本」というポップがあった。

笑ったなぁ。

お笑いも各種あるだろうから、これから細分化されたテーマでぐいぐいやってもらいたい。

★旅する目玉 イエラ・マリさんの絵

♪旅する鼓膜 [https://www.youtube.com/watch?v=Ih1uwkIhUaM:title=Yulianna Avdeeva - Chopin 24 Preludes
]