マーケティングする藩

23日の日付まで3日間のブログを書いて、順調に再開できたと思った。

本日29日にハテナから「1ヶ月30MBの容量をオーバーした」と連絡が来た。

このまま無料で写真をアップするなら、過去の写真を消去して空きを確保するか? それとも有料で容量を拡大するか?

もちろん、過去写真をどんどん消す。消したが、新規に写真をアップできない。なぜ?

1月中は、写真無しで書くことに。

先日、柴田宵曲編「幕末の武家青蛙房刊の話をした。幕末人に直接インタビューした聞き書きだから、息吹が伝わってくる。

レコーダーを聞いているよう。

山形万里子さんも、「幕末の武家」を読んだだろうか? 

世田谷区は、毎年1月にボロ市が開かれる。

関連で、区民講座では「町の魅力を高める講座」に山形万里子教授が登場した。流通経済大学の先生で、江戸幕末維新期の陶磁器流通を研究してる人。

こういう研究テーマって、「若い頃から他にやること無かったの、万里子さん?」って訊きたくなるよな。でも、「何が悲しくて」という感じが捨てがたい。

江戸時代の経済から話を始めてくれたので、助かった。

正貨には、三貨があった。金=両、銀=匁、銭=文。落語にも単位がよく出てくる。

260の藩は、石高で表す。年貢の米を貨幣に替えて予算を組んだ。米価が下がれば、換金率が悪くなる。

そこで藩は、全国で売ることができる商品は何かと考える。付加価値があり、市場性が高く、換金率の高い物。これが地元特産品の誕生だ。

現在に続く陶磁器産地はすべて、共通の地勢があった。まず土・石、焼くための薪・森林、積み出す川・海。

そして藩の専売制にすれば、なおのことよろし。

問屋の西浦屋の大福帳が残っていた。「表勘定」とは、損益計算書のこと。「内澄勘定」とは、貸借対照表のこと。立派な複式簿記

年代別に、仕入れ先と数量が出ている。多治見、瀬戸、常滑、伊賀、讃岐、有田、信楽

商売、これリアル。人気商品、儲け、売れ残り、経費。時代小説にない説得力があった。

★旅する目玉 [http://tokokai.com/wordpress2/news/1242/:title=酒井賢さんの絵
]
♪旅する鼓膜 [https://www.youtube.com/watch?v=yxaBT7xXDjE:title=TPAM 2008 (5 of 9) Ko Murobushi / Ko&Edge Co.
]