手は干しぶどう、目は外
電車にある、日能研の「シカクい頭を、マルくする」シリーズの広告、見たことあるでしょ?
実際に出題された、小学生の中学入試問題。
見る度に、問題が解けなくて下車。算数系が多いが、今回は社会科だった。
・インドには、アメリカの消費者のためのコールセンター(電話窓口)が置かれるようになりました。
町のしくみとか、地方の産物の話じゃない。日経みたいな話題。消費者って、当用漢字?
・とくに、IT関係では、時差を利用して消費者のニーズに素早く対応して、ソフトを完成させたり、必要な商品を送るサービスが行われています。
そうなの? って感心する大人だっているぞ。ニーズって、食ったことないぜ。
そこで、問い。
・インターネットの普及は、グローバリゼーションといわれる世界経済の大きな変化を生み出しました。
グローバリゼーションを口にする小学生がこわい。憎い。
・コールセンターがインドに置かれた理由を2つあげて説明しなさい。
「難しかったから、考えていて楽しかった!」ある受験生の言葉が載る。
そんなガキが本当にいるのか。殴ってやりたいよ。きな粉か大根おろしの海にころがして、ホッペタつねって「目覚めろ!」。
週1〜2回は、次男坊の息子と社会科見学してる。なんでも大人サイズながら、おもちゃになる。興味を観察してる。
「おさなごころを科学する」新曜社刊。
自分の子供では読んでこなかったことに、関心が広がっているのは確か。
森口佑介さんは、発達心理学の研究者。
発達があるなら、反対に発達障害がある。確率で6.5%。50人クラスに3人。
落ち着きがない注意欠陥・多動性障害ADHDも発達障害の一つ。僕のことだ。孫に遺伝しないようにチチンプイプイ。
★旅する目玉 政田武史さんのイラスト