パソコン高齢者の「あちゃ〜」

事件で、「出会い系」メールのしくみがわかった。

サイト運営者:クルマのプレゼント告知をする

おじいちゃん:名前やアドレスを入力して送信する

サイト運営者:悩んでます、相談に乗ってください。○子

おじいちゃん:お茶でも飲みますか

サイト運営者:創作自己紹介文(女医)とポートレイトを送る

→ 会う約束をするも女医は現れない。「どうしました?」メールに「ごめんなさい、場所を間違えました」と答える。

→→「ここからはポイント購入してください」と表示があったので、コンビニで電子マネーを購入しせっせと送信する。

元気なおじいちゃんは9つものサイトに登録していた。女医以外にも、乳ガンを患う19歳の女子に「強い意志を持って」と励ます。

3年間で、使った金が1000万円。

おじいちゃんは、元証券マン。妻亡く、子も独立した。現町内会役員。町内パトロールや子供ボランティアにいそしむ。でも、寂しくて毎夜1人パソコンに向かう。

物欲と善意とスケベにつけこんだ、おみごとな詐欺。

死ぬまで枯れることは無いよな。人生に卒業なし。電子マネーって、そういうものだったんだ。

旅する鼓膜 flumpool 「証」