0歳〜2歳児対象講座

「狂乱」と「異邦人」だから、見たいよね。

1920年代のエコール・ド・パリに絵筆を持って集まった面々。

スペインからピカソ。ロシアからシャガール。日本からは藤田嗣治。そしてブルガリアからはパスキン。

真珠のように輝く彩色で人気画家になる。するって〜と、藤田とパスキンは、どちらかがヒントをもらったか? 技法を盗んだか?

水彩画も、なんとなく似てるし。

と邪推をしながら、パナソニック汐留ミュージアム「パスキン展」チラシを見た。

裏を読んだら、鑑賞プログラムが載っていた。「パスキンといっしょ 0歳〜2歳児対象/赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム」。1時間やる。

孫は0歳〜2歳児範囲内だから、申し込んだ。とっくのとうに、「満杯です」と返ってきた。

どんなことやるんだろう? 想像つかないよね。

我が孫は、5秒としておとなしくしてないから。先生もキレるだろう。

武蔵美杉浦幸子さんが、先生をやる。俄然、興味が湧いた。

ミュージアム生涯学習」武蔵野美術大学出版局刊。

乳幼児から年寄りまでの生涯を、ギャラリー・リテラシーを育てるために支援する活動。武蔵美は、そういうこともやっているのか。

まずモノ。次に場も大事。そして人。これは働くスタッフから来場者まで含まれる概念。「よく見よう」とは、すべてが対象なんだね。

誰にとってのミュージアムなのか、という視点は20年も前から研究課題だった。

どうも後追いで情報が集まる。

東京都美術館と芸大が連携した「とびラー募集」は、2月末日で応募を締め切っていた。

アートが入り口になるコミュニケーションづくり。講座・ワークショップ・館内見学・ボランティア活動。

来年も募集するかな?

旅する鼓膜 YELL〜エール