タゴールはボースじゃない

インドのガンジーは知ってますね? ネールさんも有名だ。

以外の人は、うろ覚え。

チャンドラ・ボースは、お菓子の中村屋に出入りして「中村屋のボース」という本があったはず。

ガンジーとネールほどではないけれど、インド独立運動家だ。

で講演に出席したら、ボースではなくタゴールだった。まったく混同していた。タゴールも5回来日していた。

この人、詩や戯曲や小説でアジア初のノーベル文学賞を受けた。

同時に政治思想家でもあり、ガンジーとネールに影響を与えた人。

世界を旅して、旅が学校だった。ナショナリズムインターナショナリズムの間で、アジアは欧米を真似する必要はないと確信した。

講演したのは、インドの歴史家・伝記作家のグハさん。熱血のノンフィクション・ジャーナリスト。

語調として「〜なのかもしれないかな」を多用する識者に慣れていた自分には、直裁な言い方が清々しい。

タゴールの生地、ベンガルのことが度々出てくる。

虎とか猫で知られたベンガルのこと?

ベンガル人は、どこに移住してもベンガル人」と言われるほどプライドが高いらしい。

インド東北部で、インドとバングラディッシュにまたがる地域。なるほど、バングラディッシュベンガルの派生語か。

バスク地方とかクリミア半島とか、民族のまとまりに国境が引かれても、血はあらそえないということか。