外苑前の花見 カメだっち

寄り合いがあって、「また来年も」という別れの挨拶はお約束でしょう。

めったに、来年やることは無い。

ところが、外苑前に事務所を構える広告写真家の「カメだっち」は、毎年「桜が咲き始めましたよ」と一報をくれる。

ありがたい。

事務所は4階にある。すると桜も見上げるのではなく、俯瞰視点になる。しかも手が届く距離にある。

今年は、行ったのが遅れて葉桜だった。これもいい。しかも桜吹雪だよ。

世に、鍋奉行ってのがある。冬将軍という言葉もある。桜吹雪も、自然を愛でる情景描写として秀逸だ。

ところで、このブログはノートパソコンで書いている。彼の事務所にあるのは、デスクトップの大型だ。しかも3台がフル稼働中。

すると、室温がどうなるか?

入室したとたん、「暖房を入れてるの?」と訊いたほど暖かい。デスクトップが発する熱は、それほど高温なのだ。

「そういえば」と、孫を連れ歩く孫部でおむつ換えの局面の説明をする。「カメだっち」は警戒顔になる。「10分でいいから、ここでおむつ換えてもいい?」。

「ここ、仕事場なんだけど」と、返答に窮す顔。「わかったよ」と了解をもらうまで、「10分だけ」を10回は繰り返した。

迷惑かけて、すまない。