オルタナティブ・オリンピック 宇野常寛

東京文化資源会議のシンポジウムがあった。

ほぼ台東・文京・千代田にまたがる地域を「東京文化資源区」にしようという試みだ。

上野公園・本郷・湯島・神保町。回遊できるから、散歩が楽しいエリア。具体的には「東京ビエンナーレ」実現をめざす。

もともと、新しい町じゃない。それをリノベーションしようという。吉見俊哉伊藤滋、隈健吾、中村政人さんたちが集まった。

目標年次は、2020年東京五輪

1964年東京五輪は、山の手の祭典だった。20年は下町再開発ということか。

「東京2020 オルタナティブ・オリンピック・プロジェクト」も出た。

宇野常寛さん編集のサブカル誌だ。彼の世代では、五輪では全然盛り上がっていないのだ。

・僕らも乗れる五輪案を自分たちで出そう

乙武洋匡猪子寿之という面々とまとめた本。

そもそもオリンピックとパラリンピックに分けるのは手ぬるい。

・男子100mは
健常者の部 視覚障害の部 車椅子の部 義足の部
が一体になったイメージを提案。

なるほど、そこまで平たく進めるのか。

「東京文化資源区」にいろいろな世代が参加すれば、もっと画期的になるかも。