捨てるな、うまいタネ WAVE文庫

神奈川県農業学校で、種まきやトラクター実習をしたことがある。

4〜5日の講習をするキャンパス見学会のようなもの。

「来年、入校を考えている」人がいた。亭主の実家がみかん農家。手入れしなくても実がなる、と聞いてうらやましかった。

久々連絡をとって、教えてもらった本がこれ。「捨てるな、うまいタネ」WAVE文庫刊。

スーパーの前を通るたびに、これはタネ有り?無し?とひっかかって半年間。タネを播いて発芽する実験をやりたいとウジウジしていた。

園芸店に行けば、タネは売ってるだろう。発芽お約束では、おもしろくない。自分が食べた果物のタネで、やってみたい。

・6月のタネまき適期
ビワ   水洗い後、陰干ししてまく。大きくて重たいものを
マンゴー 外側の硬い皮を取り除いてまく
パパイヤ よく水洗いして、1ヶ月くらい陰干ししてまく

一覧表を見ると、6月が最終期なんだ。ほとんどは3〜4月にまく。ぎりぎり5月まで。

もう今年はあきらめろってこと。

ちなみに著者の藤田雅矢さん。京都大学出身の農学博士で、小説も書く。誰かに似てる。

そうだ、狸ファンタジーの「有頂天家族」を出した森見登美彦さん。

第7回日本ファンタジーノベル大賞は、藤田雅矢さんが受賞した。15回は森見登美彦さんだ。

農学やってると、神秘に触れて夢見る男子になるのか。