不思議の国のアリス 高山宏

学魔・高山宏さんの名前を久々目にした。

2回目の「不思議の国のアリス」を訳したという。亜紀書房刊。

彼の直近の肩書きも、明治から大妻女子大学教授となっていた。学魔に定年はいらない。終身どこかの大学で教え、講義中にこと切れてほしいと願う。

本も連発するが、無駄な読書量をいつも身近に感じていたい。調べてみました。ありました、ブログ

キャリアからいって、一連のアリスものは初期のはず。

そのイメージで、一般人も参加できる講座に参加した思い出。途方に暮れて、目が泳いだ。

美術、建築、文化史、思想史、哲学、デザイン、大衆文学、映画、江戸文化、コミック、マニエリスム

順番にではなく、同時多発におしよせて来た。

「たいへんだぁ」と叫ぶ白うさぎを追いかけて、穴に落ちるアリス。同様に、高山宏は「魔の穴」と気付くのに時間はかからなかった。

図書館に借り出し手続きをし、ワンダーつながりで映画を見る。

「靴職人と魔法のミシン」シネマズ・シャンテ。

ニューヨークの下町人情物語と寓話が合体した映画。

癖のある人々に囲まれ、ゼッタイ絶命の局面に、翻弄されても靴職人には秘策があった。

「たいへんだぁ」と、受難の宝庫で遊ぶ。