100歳のジャーナリストからきみへ むのたけじ
1915年生まれの、むのたけじ(武野武治)さん。めでたく100歳。
彼には「おめでとうございます」と素直に言える。とっても重要なこと。どうでもよくないこと。
むのたけじさんは、元朝日新聞記者。1945年8月15日の敗戦で退職。
日本の8月の新聞記事は、掌返しの典型だ。14日までと、15日以降。
戦争はショウバイになる。マスコミだけではない。でも文筆には鼎の軽重を問うチカラがあると宣言しながら、真逆の報道をした。
いわく、社会の木鐸。
ボクタクは、紙ほどの重さもなくなった。15日以降も同じペンで書き続けた記者のいかに多かったことか。
往生際が悪すぎる。
「100歳のジャーナリストからきみへ」汐文社刊が、デザイナーの友だちから送られてきた。
全5巻の内、今回は「学ぶ」編。
・うまい踊り手は、体の小さな動きを大切にする。
耳が痛い。
日本を代表する舞踏家・室伏鴻さんが亡くなった。僕と同学年。才能が消えるって、さびしい。