決勝リターンズ なでしこ

7月2日、女子W杯準決勝でなでしこ勝利。4年前をまざまざと思い出す。

もう、あれから4年。

イングランドのDFバセットのオウンゴールは、一瞬わからなかった。大儀見がシュートをはずし、「延長かぁ」と思っていた矢先の再現映像。

グループリーグから毎回、決定弾を入れる選手が違っていた。相手のオウンゴールという、まさかの手を呼び込んだなでしこだった。

のりお監督は、ついてる男だ。

「親父ギャグが、ちょっとダンディになった」と言われているらしい。ダンディに進化しないでほしい。なでしこ達に、鼻でせせら笑われる純正親父に戻ってほしい。

4年前は、PK戦前に監督は笑ってた。これでアメリカに勝てると直感した。

ところで、今までのベストショットは準々決勝の岩渕ゴール写真。

彼女は小さい。他の選手の肩くらいの背丈。

これがフィニッシュを決めた。本人はピッチをダッシュしたかったろう。ところが、ゴール前に詰めていた皆んなから抱きしめられる。

大儀見が首を羽交い締めするので、岩渕は四股を踏む金太郎ポーズになる。そこに、熊谷が重ねて両腕を拡げる。つまり、構図は

ぬいぐるみを抱く人を、抱く。

さらに左から岩清水が、3人を抱くポーズ。

さて、決勝。

骨折した安藤は帰国してたが、バングーバーに向かうらしい。白熊ぬいぐるみが代理でベンチに坐っていた。とうとう本人が合流することになった。

今年の女子バロンドールは、キャプテン宮間が選ばれるだろう。ただもんじゃない。