活版 中村活字

「今度、こういうのやるので」と店内でチラシをもらった。

7月10・11・12日に、神保町三井ビル1Fエントランスと書泉グランデ7F特設会場で、活版祭り。

KAPPAN TOKYO 2015

紙フェチやカードフェチは大喜び。印刷マニア、本好きも活版・活字の現場を見たがる。

僕は何回も見ているので、今回は不参加。

千代田区が後援した熱の入れよう。協力には、チラシをくれた(株)中村活字の他、印刷会社や用紙会社のクレジットが並ぶ。

店内の壁という壁は、ポイント別に活版が収納された棚だ。ちょっと引き出して眼を近づける。

隣、隣と移る。結果、店内の奥に体は移動する。

活字の鋳造現場を初めて見た。思ったより素早く作られる。横に並んで、押し出されるように排出する。20本くらい完成すると専用の板ですくい取り、箱に収める。

現在でも活字を製造しているのは、理解していた。でもここは
〒104−0061 東京都中央区銀座2−13−7だよ。固定資産税を払えるのか。

時代がここまでくると、我が社の繁栄より業界互助だ。

大正6年創業で、三代目・四代目が働く
〒162−0806 東京都新宿区榎町75 (有)佐々木活字店
も紹介してくれた。

店内でくれたチラシを刷った印刷機は、Vandercookとクレジットされている。

なんだかモダン。