シャルフベック 芸大美術館
ミノリさんは、来月マイアミとニューヨークへ行くらしい。
ミノリさんは、女友だちKの友だちだ。今まで、数回会ってる。
ミノリさんは還暦前から絵に本気になってる。還暦過ぎても毎日キャンバスに向かっている。音楽でも文章でも、還暦後デビューの前例はある。
応援している。是非、実現したい。
上野の芸大美術館「ヘレン・シャルフベック展」で、ミノリさんと久々に会う。誘われなければ、見に行かなかった展覧会だ。
チラシの自画像を見て、「マリー・ローランサンの影響」と読んだ。女おんなした絵で「ちょっと苦手」と予想した。
ローランサンの影響もあったが、他にもホイッスラーやグレコの影響を受けた時代もあった。永いこと画家をやってりゃ、変遷はある。
アールデコという時流に合わせた絵もあった。
やはりチラシの絵だけじゃ判断できないな。
晩年の自画像は、書家の篠田桃紅さん似で可笑しかった。
画家は名画の模写をトレーニングでよくやる。でも「模写を出品する展覧会を初めて見た」と言うと、ミノリさんも「あたしも初めて」と応える。
女友だちKが「ミノリは山の手育ちなの」と出自コメント。
「そうなの?」と返事してひらめいた曲が、とっさに思い出せない。
ニューヨークのダウンタウン・ボーイが、アップタウン・ガールに出会い、しどろもどろになる可愛い曲だ。