好物で6次産業化したい

生姜はジンジャー。

店に出す全メニューに生姜を入れるレストランが新百合ヶ丘にあるらしい。「元祖ジンジャラー」の森島土紀子さん。

僕も、瓶詰め生姜シロップを見た時にすかさず買うほど「丁稚ジンジャラー」だ。

「食の仕事で起業」チラシで紹介されていた。

ソーシャル・ビジネス講座に通ってから、図書館には起業するチラシがズラリ並んでいるのが目に入るようになった。

毎日の生活必需品は、かみさんが買う。自分が買うのは、好物だけ。

12月になって、急に寒くなってきた。駅前スーパーで柿を2個買い、オーバーのポケットに入れる。レジ袋が、病的に嫌いなのだ。

1個150円した。もう季節はずれなのか? 11月は100円だった。

10月に寺家ふるさと村の直売所で買った時は、7個あって200円だった。1個30円。毎日食べるから、値上がりはこたえる。

あの時のおばあさん。

ほんとは7個で300円だった。200円にしてくれたのでキャンディをプレゼントした。「飴は大好き」と少女のような顔になる。

カメラを向けると、口の動きを止めた。

それにしても、生産地で1個20〜30円の柿が、消費地では5倍の値段。梱包と倉庫と流通と卸しと販売の手間で5倍になる。

次なるチラシを読む。神奈川県6次産業化サポートセンター。

農林漁業の1次産業が、加工品の2次産業、流通・販売の3次産業まで手を広げ、合計6次産業になるよう県は支援しているのだ。

農地山林海浜があり、加えて消費地がある神奈川は6次産業にうってつけの県じゃないか。

★旅する目玉 小林ゆうさんの絵

♪旅する鼓膜 *Let it go* - May J